Y.A.S.D.

印南→京都

三浦哲郎「忍ぶ川」。私は文学的知識など皆無なので, 文庫の巻末解説なんか 読んでも, いつも「ふ〜ん, そんなもんかもね」とか思うくらいなのだけど, 今回はすごく共感した, 解説に (^^;

作者の志乃に対する簡潔で的確な描写, 会話や動作のすみずみから漂ってくるものが, たちまちぼくを志乃のとりこにしてしまう。
ぼくは主人公に嫉妬をおぼえるほど志乃に引かれて行く。

や, まったくそのとおりっす。って感じ。 で, 話かわって今日の表現。

わたしと妻の誕生日はその日ふいに来ますが, 子供の誕生日はいかにもやってくるというにふさわしく, 遠くから一日一日とちかづいてきます。(「團欒」三浦哲郎)

原文は, 「やってくる」のところに傍点あり。 一文だけ抜きだすとイマイチ? でも読んだときは気にいったの。

「転」と書いて「うたた」と読む

個人的に好きなイラストレータ「猫町うたた」さんが, 「吉川うたた」という名前でマンガを描いているという未確認情報を 母親から入手。さっそく検索。 結果は↓こんな感じ。

1994年 11月 19日 春になれば草の雨  [吉川うたた]  500 〈ラポート〉
1996年  1月 17日 すっくと狐  [吉川うたた]  400 〈ぶんか社〉
1996年 10月 17日 すっくと狐 2  [吉川うたた]  400 〈ぶんか社〉
1996年 11月 16日 すっくと狐 3  [吉川うたた]  400 〈ぶんか社〉
1997年  4月  4日 すっくと狐 4  [吉川うたた]  390 〈ぶんか社〉
1997年  4月 17日 すっくと狐 5  [吉川うたた]  390 〈ぶんか社〉
1997年  7月 17日 すっくと狐 6  [吉川うたた]  390 〈ぶんか社〉
1997年 10月 17日 すっくと狐 7  [吉川うたた]  390 〈ぶんか社〉
1998年  4月 17日 すっくと狐 8  [吉川うたた]  390 〈ぶんか社〉
1998年 11月 17日 すっくと狐 9  [吉川うたた]  390 〈ぶんか社〉
1999年  4月 17日 すっくと狐 10  [吉川うたた]  390 〈ぶんか社〉
1999年  7月 17日 すっくと狐 11  [吉川うたた]  390 〈ぶんか社〉

うーん, ほんまに同一人物なんかなぁ。 それにしてもめちゃめちゃ出てるし。近いうちに本屋のぞいてみるべし。 しかし ラポート に ぶんか社 か。探すっても一筋縄じゃいかなさそう...。

 

 

[Masubi]
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