田舎では, しっかりと盆をやる。 家先で送り火を焚いて, 近くの浜まで お送りに行く。 お供えした花とかを, 浜で焼くのだ。
盆の夜の浜は, 真っ暗な中に花焼きの火だけが ぼうっ と 赤く燃えていて, なんとも言えない光景。 潮の匂いのなか, 波の音だけ聞こえる。
海のほう (和歌山はああいう位置どりなので, 海のほうは所謂「西方(さいほう)」だ) を見遣ると, 吸い込まれそうに黒い沖。なぜかこの時期, 毎年 波は高い。なんだか分からないけど, 日本人だよなぁと思う瞬間だったりする (ちょっと違う気もするが気にしない(^^; )。 できたら来年も来よう。